頭痛でお悩みの方へ
「ズキズキとした頭の痛み」「後頭部が締めつけられたように痛む」など頭痛を経験したことがあるという方は多いのではないでしょうか。
頭痛の痛みや頻度が多くなれば、仕事や家事など日常生活に支障をきたすようになります。
そのため、頭痛薬に頼ってしまっている方も多いかもしれませんが、飲みすぎてしまうとだんだんと効きにくくなってしまいます。
ここでは頭痛のタイプごとの原因や特徴、対処・予防をご紹介します。
ご自身の頭痛タイプに応じた対処や予防を行えば、つらい頭痛の緩和・改善が期待できます。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 天気が悪くなると頭痛がする
- 頭が締めつけられるように痛む
- 頭痛のせいで仕事に集中できない
- 肩こりと頭痛がある
- 頭痛薬を服用することが多い
- 生理前になると頭痛が起こりやすい
頭痛のおもな症状と原因
片頭痛
慢性頭痛の中でも、「片頭痛」はご存知の方も多いのではないでしょうか。
片頭痛と緊張型頭痛は混同されやすいですが、頭痛の症状や原因に違いがあります。
●症状
こめかみ辺りが脈打つようにズキズキと痛むのが、片頭痛の特徴です。
片頭痛が発生した際には、光や音、臭いに敏感になります。
また、動くことで痛みが悪化しやすいことも特徴のひとつです。
発生頻度は月に1・2回、多いと週に1・2回の頻度で発生する場合もあります。
●片頭痛が起こりやすい方の特徴
・中高年の女性
・生理前や生理中
・ストレスがある方
●原因
片頭痛の原因は明確にされていません。
しかし、血管が急激に拡張して炎症が起こり、頭痛が発生すると考えられています。
血管が急激に拡張する原因には、次のようなことが挙げられます。
・ストレスや緊張からの解放
ストレスや緊張があれば、自律神経の交感神経が優位になります。
しかし、ストレスや緊張から解放されれば副交感神経が優位に切り替わります。
すると、脳や身体がリラックス状態になり、筋肉がゆるんだときに血流が拡張すると考えられます。
・気圧の変化
天気が悪くなると片頭痛が発生するという方は多いです。
雨やくもりなど天気が悪くなると、気圧が低くなるため頭痛が引き起ります。
天気の良い日よりも身体にかかる気圧が減少してしまうため、血管が拡張して片頭痛を引き起こします。
・食事
ポリフェノールは血管を拡張させる作用があります。
ワインやチョコレート、チーズなどポリフェノールを含む食品を摂取すれば、片頭痛が起こりやすいです。
・ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、ホルモンバランスが乱れると血流が不安定になります。
月経前後や閉経前後ではホルモンバランスが乱れやすく、片頭痛の発症リスクが高まります。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、慢性頭痛の中でももっとも発生率が高い頭痛です。
性別や年齢に関係なく発生します。
●症状
緊張型頭痛では、後頭部付近が締めつけられるように痛みます。
肩こりや首こり、眼精疲労をともなうことも多いです。
●緊張型頭痛が起こりやすい方の特徴
・デスクワークが多い方
・日常的に姿勢が悪い方
・ストレスがある方
●原因
緊張型頭痛は、血行不良によって生じます。
頭まわりの血流不良から老廃物が滞り、炎症して頭痛が発生すると考えられています。
緊張型頭痛の原因になる血行不良は、次のようなことが引き金で生じます。
・不良姿勢
姿勢が悪いと首や肩へかかる負担が大きくなり、首まわり・肩まわりの筋肉が緊張して硬くなります。
その結果、血流が阻害されて緊張型頭痛が起こりやすくなります。
デスクワークなど長時間同一姿勢が続くことで、首が前に倒れる猫背姿勢になりやすく、緊張型頭痛も起こりやすいです。
・ストレス、緊張
ストレスや緊張があると自律神経に乱れが生じます。
自律神経は血流のコントロールを行う役割もあるため、血流が不安定になり、緊張型頭痛を引き起こしやすくなります。
群発頭痛
慢性頭痛の中でも頭痛の痛みが強く現れるタイプです。
働き盛りの男性に発症することが多いといわれています。
●症状
目の奥がえぐられるような痛みを覚えます。
痛みにともない、目の充血や涙、鼻水などの症状が現れることもあります。
群発頭痛は発生すると1週間~1ヵ月ほど同じ時間に症状が発生し、症状が現れる時期を「群発期」と呼びます。
症状は夜中から朝方に発生します。
●群発頭痛が起こりやすい方の特徴
・生活習慣が乱れている方
・ストレスを抱えている方
●原因
群発頭痛の原因は明確にされていませんが、目の奥の血管異常から痛みが発生すると考えられています。
群発頭痛を引き起こす目の奥の血管異常は、次のようなことが原因で生じます。
・不規則な生活
人間には体内時計があり、体内時計によって日中と夜間の心身の状態がコントロールされています。
しかし、夜更かしなど不規則な生活が続くと体内時計は乱れてしまいます。
体内時計は視床下部に存在するため、体内時計の乱れはその近くにある目の奥の血管に影響すると考えられています。
・ストレス、疲労
ストレスや疲労は、血流をコントロールする自律神経に乱れを生じさせます。
その結果、目の奥の血管に異常が生じて群発頭痛が発生することがあります。
類似症状のある隠れた病気
二次性頭痛とは、原因がはっきりしている頭痛を指します。
MRIなどの画像検査で原因を特定することができます。
二次性頭痛の場合、命に関わることもあるので早急に医療機関で相談することをおすすめします。
二次性頭痛は、次のような病気の場合に引き起こされます。
●くも膜下出血
脳動脈の一部がこぶのように膨らみ、破裂してしまうことで発生します。
突然、激しい頭痛が起こります。
吐き気や嘔吐をともない、意識を失うこともあります。
●脳出血
血圧が上昇して脳の血管が切れてしまうことで発生します。
強い頭痛を覚え、意識障害や言語障害をともないます。
●脳腫瘍
頭蓋骨内に腫瘍が生じ、成長することで脳が圧迫されて頭痛が生じます。
脳腫瘍の場合は朝起きたときに頭痛が発生することが多く、時間が経過すると頭痛が改善されます。
腫瘍の生じた場所によっては言語障害や麻痺症状が現れます。
あい鍼灸・接骨院 泉中央院の
頭痛への施術内容
頭痛のおもな施術法
あい鍼灸・接骨院 泉中央院では、まずは患者様のこれまでの頭痛遍歴やその他の不調症状についてカウンセリングを行い、そこから身体全体の状態を確認します。
そして、頭痛タイプや原因に応じた施術を提案させていただきます。
●手技療法
筋肉や組織に施術者の手で直接アプローチすることで、自律神経を穏やかにし、筋緊張を和らげます。
また、頭痛からきている首や肩こりなどの症状も緩和し、身体を内外側からリラックス状態に導きます。
とくに慢性頭痛の場合は、筋肉の緊張や自律神経の乱れが関係していることが多いためおすすめです。
●鍼灸
鍼灸では血流改善を期待することができます。
頭痛が発生する頭部・頚部のツボを刺激していくことで、乱れた自律神経を整えるとともにこり固まった筋肉をほぐすことができます。
骨盤内の血行不良も促進されることで、女性の場合は月経痛にも効果があります。
場合によっては手技療法と組みあわせ、症状の早期緩和を目指します。
●骨盤矯正
頭痛の原因の多くは骨格や姿勢が関わっています。
普段からデスクワークなどの同一姿勢でいることが多い方は身体の土台となる骨盤のゆがみを整えることで、頭痛の緩和に期待できます。
頭痛の施術過程
あい鍼灸・接骨院 泉中央院では次のように施術をすすめていきます。
●頭痛の根本原因を除去
まずは、つらい頭痛症状の緩和にアプローチするとともに、頭痛の根本原因も探っていきます。
不良姿勢が原因なのか生活習慣が原因なのか、患者様の頭痛からくる症状によって判断していきます。
頭痛の症状が緩和しても、根本の原因が改善されなければ頭痛が再発してしまうことがあります。
そのため、根本原因を探って改善を目指すことが大切です。
●姿勢やストレッチのアドバイス
さらには、患者様の日常生活における注意点やアドバイスもさせていただいています。
頭痛の原因は日常生活での姿勢や身体の使い方が関係しているため、頭痛が起こりにくい生活習慣が行えるようにアドバイスによる一人ひとりにあったサポートを行います。
筋力が低下しているような場合には、インナーマッスルの鍛え方や効率的な運動方法についてもアドバイスさせていただきます。
頭痛になった際の注意点と対処法
頭痛が発生した場合、頭痛タイプに応じた対処を行うことで症状の緩和が期待できます。
ご自身の頭痛対応にあった対処を行ってください。
●片頭痛の場合
・暗くて静かな場所で休む
片頭痛が発生すると音や光へ敏感になり、動くと痛みが悪化します。
暗くて静かな部屋で安静に過ごすことで、痛みが緩和されることが期待できます。
・こめかみ辺りを押す
痛みが生じている部分を親指の腹で押します。
そうすると血管の拡張が抑えられるため、痛みの緩和が期待できます。
●緊張型頭痛の場合
・身体を温める
緊張型頭痛は、首や肩まわりの筋緊張から血行不良が生じて発生すること多いです。
身体を温めれば筋緊張がほぐれて血流が促されるため、頭痛の緩和が期待できます。
・ストレッチする
首や肩の筋肉が緊張し、頭痛が生じていると考えられます。
首や肩を回すストレッチを行い血流を促せば、痛みの緩和が期待できます。
・正しい姿勢を意識する
正しい姿勢を意識すれば、首や肩の筋肉への負担が軽減されて頭痛の緩和・改善が期待できます。
同一姿勢でいないよう、小休憩を挟むようにしましょう。
●群発頭痛の場合
・飲酒や喫煙を避ける
飲酒や喫煙は血流を促進するため、群発頭痛を悪化させます。
群発期には飲酒や禁酒を避けることが痛みの緩和・予防になります。
・激しい運動を避ける
激しい運動で血流が促されると群発頭痛の痛みが悪化しやすいので、群発期には激しい運動をすることは避けることをおすすめします。
頭痛にならないための
予防法と身体のケア方法
頭痛から解放されましょう
日頃から頭痛が起こらないように予防を心がければ、頭痛に悩まされることも少なくなると考えられます。
頭痛が起こりやすい方は、日常的に予防を心がけてください。
●片頭痛の予防法
・ストレスを溜めこまない
ストレスから解放されたタイミングで片頭痛が起こることは多いので、ストレスを溜め込まないようにすることが片頭痛の予防になるといえます。
ストレスは日頃からこまめに発散することが大切です。
・食事に気をつける
ポリフェノールを含む食品を多く摂取すれば片頭痛が起こりやすくなります。
ワインやチーズ、チョコレートなどポリフェノールを含む食品の過剰摂取には注意してください。
●緊張型頭痛の予防法
・ストレッチをする
首や肩甲骨まわりの筋肉が硬くなっていると緊張型頭痛が起こりやすくなります。
特に肩甲骨を回すことを意識し、ストレッチを行いましょう。
特にデスクワークなど同じ姿勢が続く場合には、休憩を挟んでストレッチすることをおすすめします。
・湯船に浸かる
緊張型頭痛は、首や肩の筋緊張から起こる血行不良によって生じることが多いです。
湯船に浸かれば身体が温まり、筋肉の緊張がほぐれます。
そうすると、血流が促進されるため頭痛の予防になります。
●群発頭痛の予防法
・生活リズムを整える
体内時計が乱れれば、群発頭痛の発症リスクが高まります。
夜更かしや昼夜逆転は避け、規則正しい生活リズムを心がけましょう。
頭痛に関するQ&A
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緊張型頭痛と片頭痛の見分け方が知りたいです。
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緊張型頭痛は締めつけられるような痛みですが、片頭痛はズキズキとこめかみ辺りが痛みます。
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痛み止めは飲みすぎるとよくないですか?
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はい。
痛み止めの効果が効きにくくなるため、飲まずに痛みを緩和する方法を試してみてから服用を検討してください。
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デスクワークで頭痛が悪化することがあるのですが、原因が知りたいです。
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肩や首のこりによる緊張型頭痛だと考えられます。
肩や首まわりを温めて緊張をほぐしてください。
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片頭痛が頻繁に起こります。
改善しますか? -
生活習慣など根本の原因から改善して片頭痛の誘因を減らすことで、片頭痛の発症リスクを抑えられます。
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頭の両側が痛みますが、片頭痛ではありませんか?
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片頭痛は片側に痛みが起こる場合もあれば、両側に痛みが生じる場合もあります。
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定期的に目の奥が強く痛みます。
群発性頭痛でしょうか? -
年に1、2度決まった時間に毎日強い痛みが生じる場合は、群発性頭痛の可能性があります。
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頭痛を予防するにはどうすれば良いですか?
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頭痛の根本の原因を知り、日頃から頭痛が誘発されるような習慣や行動を避けるべきです。
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片頭痛と緊張型頭痛が同時に起こることはありますか?
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片頭痛と緊張型頭痛が混同した頭痛が起こることはあります。
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病気が原因で起こる頭痛はどんな特徴がありますか?
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突然激しい痛みが生じ、しびれや痙攣、意識障害などが生じた場合は病気の疑いがあります。
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肩こりからくる頭痛はどうやって改善すればいいですか?
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肩や首の筋肉の緊張が起こらないようにストレッチを日頃から行い、痛みが現れたときには温めるようにしましょう。
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群発性頭痛は回避できますか?
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日頃から規則正しい生活を心がけていれば、発症リスクを軽減することはできます。
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頭痛がつらい場合どうすれば良いですか?
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片頭痛の場合は、暗い部屋で安静にしましょう。
無理に動けば悪化してしまいます。
著者 Writer
- 奥山 雄基
- 出身:仙台市
生年月日:1989年8月9日
血液型:O型
趣味:洗車、庭いじり
所有資格:柔道整復師、鍼灸師
得意な施術:骨格矯正、鍼治療
ご来院されるお客さまへ一言:
どんな悩み、症状もお任せください!
施術案内
Treatment guidance
保険施術
接骨院では、受傷時期・原因が明確にわかる急性のケガに対して健康保険を使って施術を行うことができます。
骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷が対象です。
状況に応じてどの保険が適用なのかこちらでご確認ください。
骨盤矯正
骨盤は「立つ」「歩く」「座る」といった基本的な動作を支える大切な骨格です。
日常のくせや出産で身体がゆがみ、放置しまうと内臓の位置がずれて便秘や胃もたれを起こしやすくなり、女性は月経痛が悪化することもあります。
猫背矯正
長時間のデスクワークやスマホいじりは猫背などの不良姿勢を引き起こします。
くせになると肩こりや眼精疲労、自律神経が乱れるなど慢性的な倦怠感の原因になります。
猫背を放置しないで、日頃から適度な運動やストレッチが大切です。
鍼灸
鍼灸は2000年以上前に中国で生まれた歴史のある施術です。
人間が本来持つ自然治癒力を高めることで、慢性的な痛みを軽減し、自律神経を整えることで疲労感を解消することができます。
国家資格を保有の施術師が行います。
楽トレ
低周波と高周波を使う複合周波「EMS」を使うことで効率良くインナーマッスルを鍛えることができるトレーニングです。
寝ているだけで体幹の強化、身体の軸を安定させることができ、ケガの予防につながります。
ハイボルト
療法
血行促進作用や急性期・慢性期の痛みの軽減に有効な施術で、現在アスリートをはじめ注目を集めている施術です。
高電圧が痛覚伝達を抑制することで慢性的な肩こり、腰痛などの長引く症状の改善が見込めます。
超音波療法
人間か知覚することのできない高い周波数で急性の痛みから使用できるのか特徴です。
そのため、骨折や捻挫といったスポーツ外傷・スポーツ障害の痛みの早期改善に効果的です。
微細な振動によって患部の自然治癒力を高めます。
交通事故施術
事故後は興奮状態に陥っているため痛みを感じにくい場合があります。
痛みがなくても医療機関や接骨院で身体の状態をみてもらうことが大切です。
交通事故のケガは「自賠責保険」が適用となります。
補償内容について事前に備えておきましょう。
美容鍼
美容鍼はほうれい線やフェイスラインなど、顔を中心にアプローチしていきます。
お肌のターンオーバーが活性化し、シワやたるみの改善に効果につながります。
美容鍼でいつまでも若々しいお肌を手に入れましょう。
ヘッド
マッサージ
頭部は前頭筋と左側頭筋、右側頭筋、後頭筋の4つの筋肉で構成されています。
これらの筋肉は、長時間のデスクワークやスマホの使用によって血行不良になってしまいます。
ヘッドマッサージで顔や首、肩の筋緊張の緩和、髪質改善にも効果的です。
当院のご紹介
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あい鍼灸・接骨院 泉中央院
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